70代男性の薄毛をカバー!トップふんわり髪型で若々しさを演出する秘訣
「最近、頭頂部のボリュームがなくなってきた」「髪が細くなって、実年齢より老けて見られるのが悩み」という70代の男性は多いものです。
年齢を重ねると、髪の水分量や油分が減り、一本一本が細くなるため、どうしてもトップがペタンと寝てしまいがちです。しかし、実はカットの工夫や日々のちょっとしたセットのコツを掴むだけで、見違えるほど若々しく、快活な印象を与えることができます。
この記事では、70代の薄毛に悩む男性に向けた「トップふんわり」を実現する具体的な髪型アイデアと、自宅でできるボリュームアップ術を詳しく解説します。
なぜ「トップのボリューム」が若見えの鍵なのか?
人の第一印象を左右するのは「シルエット」です。頭頂部に高さがあると、顔全体が引き締まって見え、視線が上に誘導されるため、薄毛が目立ちにくくなります。
逆に、トップが平らでサイドが膨らんでいると、顔が大きく見えたり、寂しい印象を与えたりしてしまいます。70代の魅力を引き出すのは、サイドをすっきり抑え、トップにボリュームを持たせた「ひし形」のシルエットです。
70代男性におすすめ!トップふんわりを実現する髪型3選
薄毛を活かしながら、自然にボリュームを出すためのおすすめスタイルをご紹介します。
1. 立ち上げバングのベリーショート
前髪を思い切って立ち上げるスタイルです。
特徴: サイドを短く刈り込み、トップから前髪にかけて長さを残します。
効果: 前髪を根元から起こすことで、頭頂部へと続く自然なボリュームラインが生まれます。おでこを出すことで明るい印象になり、自信に満ちた表情を演出できます。
2. ソフトモヒカン風ショート
頭頂部に厚みを残す、薄毛対策の定番スタイルです。
特徴: 頭のハチ(サイドの出っ張り)を短く切り、中心に向かって髪が集まるようにカットします。
効果: 日本人に多い「横に広がりやすい髪」を抑え、中央に高さを出すことで、自然なふんわり感が持続します。
3. 毛流れを活かしたパーマスタイル
髪が細く、どうしても立ち上がらない場合に有効なのが、緩やかなパーマです。
特徴: トップのみにピンパーマやポイントパーマをかけます。
効果: 髪に「コシ」が生まれ、乾かすだけで根元が立ち上がります。白髪との相性も良く、上品で知的な雰囲気を醸し出すことができます。
自宅でできる!「ふんわり」を1日中キープするコツ
美容室の仕上がりを自宅で再現するための、簡単3ステップです。
ステップ1:ドライヤーは「逆方向」から
髪を乾かす際、後ろから前、下から上へと、毛流れに逆らうように風を当ててください。
裏技: 地肌を指先で軽くこするように動かしながら乾かすと、髪の根元がしっかり起きて、自然な立ち上がりが生まれます。
ステップ2:スタイリング剤は「軽さ」を重視
油分の多いポマードや重いワックスは、時間が経つと重みで髪が寝てしまいます。
おすすめ: 「パウダーワックス」や「マットタイプ」の軽いものを選びましょう。手のひらによく伸ばし、髪の根元ではなく「毛先から中間」に揉み込むように付けるのがポイントです。
ステップ3:スプレーで「根元の土台」を作る
仕上げにハードスプレーを使いますが、表面にかけるだけでは不十分です。
コツ: ボリュームを出したい部分の毛束を少し持ち上げ、その「根元」に向かってシュッと一吹きしてください。これが支柱の役割を果たし、夕方までふんわり感が続きます。
今ある髪を強くする!70代からのヘアケア習慣
髪型を整えるのと同時に、土台となる頭皮環境を整えることも大切です。
シャンプーは「しっかりすすぐ」: シャンプー剤が頭皮に残ると、毛穴が詰まり、髪がさらに細くなる原因になります。洗う時間の2倍を目安に、ぬるま湯でしっかり流しましょう。
頭皮の血行を促進: ブラッシングは汚れを落とすだけでなく、頭皮の血行を良くする効果もあります。先が丸いブラシで、心地よいと感じる強さで毎日ブラッシングしましょう。
良質な睡眠とタンパク質: 髪の成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。また、髪の主成分であるタンパク質(大豆、魚、肉など)を意識して摂り、内側から髪に栄養を与えてください。
結論:清潔感と自信が、最大の若返り効果
70代の薄毛対策で大切なのは、無理に隠すことではなく、「手入れの行き届いた清潔感」を見せることです。
トップをふんわりさせた髪型に挑戦すれば、鏡を見るのが楽しくなり、自然と背筋も伸びるはずです。その自信に満ちた佇まいこそが、どんな整髪料よりもあなたを若々しく、魅力的に見せてくれます。
まずは次回の理容室や美容室で、「トップにボリュームが出るように短くしてほしい」とオーダーすることから始めてみませんか?