70代から髪に自信を！男性の髪のハリ・コシを劇的に維持・改善する習慣術
「最近、髪が細くなって立ち上がりが悪くなった」
「地肌が透けて見えるようになり、老けた印象が気になる」
70代を迎えると、加齢による毛母細胞の活性低下やホルモンバランスの変化により、髪の「ハリ」や「コシ」が失われやすくなります。しかし、髪のボリューム不足を感じる原因の多くは、実は髪が抜けることだけでなく、**「1本1本の髪が細く、元気がなくなっている」**ことにあります。
つまり、今ある髪を太く、強く育てるケアを身につければ、高額な植毛やウィッグに頼らなくても、若々しい印象を保つことは十分に可能です。この記事では、お金をかけずに自宅で今日からできる、髪のハリ・コシを維持するための具体的な対策を詳しく解説します。
1. 髪のハリ・コシが失われる「3つの根本原因」
対策を始める前に、なぜ髪が元気を失うのかを知っておきましょう。
① 頭皮の「糖化」と「酸化」
加齢とともに、頭皮のタンパク質が変質する「糖化」や、細胞が錆びる「酸化」が進みます。これにより頭皮の弾力が失われ、髪を支える力が弱まってしまいます。
② 毛根への栄養不足
血液は全身を巡りますが、頭皮は末端にあるため、栄養が届きにくい場所です。食事の偏りや血行不良は、ダイレクトに髪の細さに影響します。
③ 間違った洗髪によるダメージ
「汚れを落とそう」として強くこすりすぎたり、洗浄力の強すぎるシャンプーを使ったりすることで、髪の表面（キューティクル）が傷み、芯のないフニャフニャとした髪になってしまいます。
2. お金ゼロ！髪を根元から立ち上げる「正しい洗髪・乾燥術」
日々のルーティンを変えるだけで、髪の立ち上がりは見違えるほど変わります。
「指の腹」を使った頭皮洗浄
シャンプーの目的は髪を洗うことではなく、**「頭皮を動かすこと」**です。
やり方： 指を立てず、腹を使って地肌を優しく左右に揺らすように洗います。これにより毛穴の奥の詰まりが取れ、髪が真っ直ぐ生える道が整います。
予洗いで「8割」落とす
シャンプー剤をつける前に、38度程度のぬるま湯で2分間流し続けてください。これだけで髪の強度の敵である汚れが落ち、シャンプーの泡立ちが良くなるため、摩擦による髪の痩せを防げます。
逆方向からのドライヤー（立ち上げの裏技）
髪を乾かす際、後ろから前へ、あるいは下から上へ、**「毛流れに逆らって」**風を当てます。
ポイント： 根元に風を送り込むことで、髪が根元から自然に立ち上がり、乾いた時に自然なボリュームが出ます。冷風で仕上げると、開いたキューティクルが閉まり、コシがアップします。
3. 髪の芯を作る！70代男性に必要な「育毛栄養学」
高いサプリメントを買わなくても、毎日の食事を少し意識するだけで髪は変わります。
| 栄養素 | 役割 | おすすめの食材（身近なもの） |
| タンパク質 | 髪の主成分（ケラチン）を作る | 卵、豆腐、納豆、鶏むね肉 |
| 亜鉛 | タンパク質の合成を助ける | 切り干し大根、ごま、カシューナッツ |
| ビタミンE | 毛細血管を広げ、血流を促す | アーモンド、カボチャ、ほうれん草 |
特に、70代の方は「タンパク質不足」になりがちです。毎食、手のひら一杯分のタンパク質を意識して摂ることが、芯のある強い髪を作る土台となります。
4. 髪を太くする「ブラッシング」の魔法
ブラッシングは髪を整えるためだけのものではありません。
使用する道具： 100円ショップのものでも構いませんが、先端が丸くなっているクッションブラシを選んでください。
やり方： 朝起きた時と寝る前に、生え際から頭頂部に向かってゆっくりとブラッシングします。
効果： 適度な刺激が頭皮の血行を促進し、天然の皮脂を髪全体にコーティングすることで、髪に健康的なツヤとコシを与えます。
5. 生活のリズムが「髪の寿命」を延ばす
髪のハリ・コシを維持するためには、体全体の調子を整えることが近道です。
深い呼吸（腹式呼吸）： 意識的に深く息を吸うことで、酸素が血液にたっぷり取り込まれ、毛母細胞が活性化します。
日光を浴びる： 午前中に15分ほど日光を浴びることで、セロトニンが分泌され、夜の良質な睡眠に繋がります。睡眠中に分泌される「成長ホルモン」こそが、髪を太くする最高の美容液です。
過度なストレスを逃がす： 趣味や散歩を楽しみ、リラックスする時間を増やすことで、血管の収縮を防ぎます。
結論：ケアを楽しみ、自分をいたわる
70代からの髪のケアは、無理に抗うのではなく、自分の体を大切にする「セルフケア」の延長線上にあります。
正しい洗髪と乾かし方で根元を立ち上げる
タンパク質中心の食事で髪の芯を作る
日々のマッサージや呼吸で血行を促す
これらの習慣を積み重ねることで、髪は必ず応えてくれます。ハリとコシのある髪は、あなたの表情を明るくし、外出する喜びを増やしてくれるはずです。まずは今日の入浴後のドライヤーから、やり方を変えてみませんか？