70代からの育毛習慣！薄毛が気になる男性のための「正しいシャンプー後の乾かし方」

70代を迎え、「髪のボリュームが減ってきた」「地肌が目立つようになった」と感じるのは、多くの男性が通る道です。しかし、そこであきらめる必要はありません。実は、毎日のシャンプーの後の**「乾かし方」ひとつで、髪の見た目ボリュームは劇的に変わり、抜け毛の予防にもつながる**のです。

多くのシニア男性が「自然乾燥が一番楽だし、髪に優しいのでは？」と勘違いをされています。しかし、薄毛対策において自然乾燥は、実はもっとも避けたいNG習慣です。

この記事では、70代のデリケートな頭皮と髪をいたわりながら、ふんわりとした若々しいボリュームを引き出す「正しいドライヤー術」を詳しく解説します。

「ドライヤーの熱は髪に悪そう」というイメージがあるかもしれませんが、濡れたまま放置することのデメリットはそれ以上に深刻です。

雑菌が繁殖しやすくなる： 湿った状態の頭皮は、雑菌にとって絶好の繁殖場です。これが痒みやフケ、嫌なニオイの原因となり、結果的に頭皮環境を悪化させて抜け毛を招きます。
髪がペタンと寝てしまう： 水分の重みで髪が頭皮に張り付いたまま乾くと、乾いたあとも立ち上がりが悪く、より薄毛が強調されてしまいます。
頭皮が冷えて血行が悪くなる： 水分が蒸発する際に熱を奪うため、頭皮の血行が滞ります。髪への栄養供給を妨げてしまうのです。

いきなりドライヤーを当てる前に、まずはタオルで水分を十分に吸い取ります。ここでのポイントは**「こすらない」**ことです。

押し当てるように拭く： 70代の髪は細く、濡れている時はもっとも傷みやすい状態です。ゴシゴシこすらず、タオルを頭に乗せて指の腹で優しく押さえるようにして水分を吸収させます。
頭皮の水分を意識する： 毛先よりも「頭皮の湿り気」を取るイメージで、優しくマッサージするようにタオルを当ててください。

ここがボリュームアップの正念場です。ドライヤーは「ただ乾かす道具」ではなく「髪をデザインする道具」だと考えてください。

根元から乾かす：
毛先ではなく、まず「根元」に風を当てます。髪の根元がしっかり乾くことで、1本1本が立ち上がり、全体のボリュームが出てきます。
ドライヤーは20cm以上離す：
熱によるダメージを防ぐため、ドライヤーは頭から20cm以上離しましょう。また、一箇所に集中して当てず、常にドライヤーを左右に振りながら風を送ります。
「毛流れと逆」に風を送る：
分け目を消すように、あるいはいつもの毛流れとは逆方向に手ぐしで髪を動かしながら風を当てます。こうすることで、根元に空気が入り込み、ふんわりとした立体感が生まれます。
下から上へ風を送る：
つむじや後頭部など、ボリュームが欲しい部分は、下から上へ向かって風を当てると、髪が立ち上がりやすくなります。

意外と知られていないのが、最後に**「冷風（クール）」**を使うテクニックです。

スタイルを固定する： 髪は「熱で形が変わり、冷える時に形が固定される」という性質があります。温風でふんわりさせた後、最後に冷風を当てることで、そのボリュームを長時間キープできます。
ツヤを出す： 冷風を当てることで髪の表面（キューティクル）が引き締まり、パサつきを抑えて健康的なツヤが出ます。

乾かし方と同じくらい大切なのが、土台となるシャンプー選びです。

アミノ酸系シャンプーを選ぶ： 洗浄力が強すぎる安価なシャンプーは、シニアの乾燥しがちな頭皮には刺激が強すぎます。頭皮に必要な油分を残しながら優しく洗える「アミノ酸系」がおすすめです。
育毛成分配合をチェック： センブリエキスやグリチルリチン酸など、頭皮の血行を促したり炎症を抑えたりする成分が入っているものを選ぶと、将来の髪への投資になります。

「もう歳だから」と諦めてしまうのはもったいないことです。正しいタオルドライ、根元からのドライヤー、そして最後の冷風。このわずか5分の手間をかけるだけで、見た目の印象は5歳以上若返ります。

今日から、お風呂上がりの新習慣として「ボリュームアップ・ドライ」を取り入れてみてください。鏡を見るのが少しずつ楽しくなっていくはずです。

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