70代男性の魅力を引き出す!薄毛を活かして自然に若々しく見せるスタイリング術
70代を迎え、髪のボリュームが減ったり地肌が透けて見えたりするのは、多くの男性が直面する悩みです。しかし、婚活や社交の場において大切なのは「毛量」そのものではなく、いかに「清潔感」と「手入れの行き届いた印象」を相手に与えられるかです。
無理に隠そうとすると、かえって不自然さが際立ち、老けた印象を与えてしまいがちです。今の自分を否定せず、薄毛を「渋み」や「洗練」に変えるスタイリング術を身につけることで、周囲からの視線は驚くほど変わります。
今回は、70代の男性が今日から実践できる、自然で品格のあるヘアスタイリングの極意を詳しく解説します。
1. 「隠す」から「魅せる」へ。スタイルの考え方を変える
薄毛が気になると、どうしても残っている髪を長く伸ばして、薄い部分を覆い隠したくなります。しかし、これはスタイリングにおいて最も避けるべきポイントです。
短髪こそが最大の解決策
髪が長いと、毛先の重みで根元がペタンと潰れ、地肌とのコントラストが強まってしまいます。
サイドをタイトに絞る: 横の髪を短く刈り込んだり、ボリュームを抑えたりすることで、相対的にトップが高く見え、シルエットが整います。
「透け」をデザインにする: 地肌が見えることを恐れず、全体を短く整えることで、潔く、スポーティーで健康的な印象を与えることができます。
黄金の「ひし形バランス」を目指す
若々しく見える秘訣は、正面から見た時に耳の上が少し締まり、頭頂部がふんわりした「ひし形」のシルエットです。この形を意識するだけで、顔のたるみが引き締まって見えるリフトアップ効果も期待できます。
2. 自然なボリュームを生む「ドライヤー」の魔法
スタイリングの8割は、ドライヤーの当て方で決まります。整髪料に頼る前に、まずは土台となる「根元の立ち上がり」を作りましょう。
逆立ち乾燥法
髪を濡らした後のドライヤーが勝負です。
地肌をこする: 髪の根元に指の腹を差し込み、優しく地肌を揺らしながら風を当てます。
毛流れと逆に乾かす: 右から左へ生えているなら、左から右へ。後ろから前へ。本来の流れに逆らって乾かすことで、根元が強制的に起き上がります。
最後に温風と冷風を使い分ける: 根元を持ち上げた状態で温風を当て、その形のまま冷風に切り替えて数秒キープします。これでボリュームが一日中持続します。
3. 整髪料の選び方と「老け見え」しない付け方
70代の細くなった髪には、若者が使うような重いワックスや、テカテカ光るジェルは不向きです。
避けるべきアイテム
油分の多いワックス: 髪同士がくっついて「束」になり、隙間から見える地肌をより目立たせてしまいます。
強力なジェル: パキパキに固まりすぎると、不自然な人工感が出てしまいます。
推奨するアイテムとテクニック
パウダーワックス・マットクレイ: 油分が少なく、髪をサラサラのままふんわりさせるタイプを選びましょう。
「点」で付ける: 手のひら全体に伸ばした後、髪を「掴む」のではなく、指先で根元を「つまむ」ようにして馴染ませます。
仕上げのスプレー: 最後にハードタイプのヘアスプレーを、30cmほど離した位置から空気を含ませるように振りかけます。これで、風が吹いても自然に元に戻るスタイルが完成します。
4. まとめ:スタイリングは「自分を大切にする」心の表れ
髪型を整えるという行為は、単なる身だしなみを超えて、「人生を現役で楽しんでいる」という自信の表明です。70代の渋い魅力は、整えられた髪型によってさらに際立ちます。
明日から実践したい3つの習慣
朝のシャンプーを習慣にする: 寝癖を直すだけでなく、頭皮の脂を落とすことで根元が立ち上がりやすくなります。
月一度のメンテナンス: 髪が伸びて形が崩れる前に、理容室・美容室でサイドと襟足をスッキリ整える。
鏡を斜め・後ろからも見る: 意外と見落としがちな後頭部のボリュームを確認し、隙のない紳士を目指す。
薄毛を気に病む時間は終わりにして、今のあなたにしか出せない「大人の色気」を楽しんでみませんか。
次は、髪型を引き立てる「清潔感のある肌のお手入れ」や、印象を劇的に変える「眉毛の整え方」について詳しくお伝えしましょうか?